京都仏眼鍼灸理療専門学校には「あん摩マッサージ指圧師」「はり師」「きゅう師」の国家資格取得を目指せる4つの学科があります。

地域に根差した アットホームな治療院を目指して。

朝日純一

  • 2014年第1鍼灸科卒業

「ダイゴロー整骨院」院長

  • 事業継承
  • 京都(京都市)
  • 接骨院
  • 柔道整復師
  • 第1鍼灸科

鍼灸は、幅広く活躍できる魅力のある仕事です。

高校時代サッカーをしていた私は、膝を故障した際に、鍼灸院で治療を受け、回復の早さや治療の幅広さに感銘を受け、鍼治療のできるスポーツトレーナーを目指すようになりました。まずは柔道整復師の資格を取得。筋肉や骨のアライメントを中心とし、臨床現場では、骨折、脱臼、捻挫などのケガの治療に携わりました。その後、身体の中から根本治療ができる鍼灸を学ぶために京都仏眼の第1鍼灸科へ入学しました。

身体全体を診て治療する鍼灸の世界は、柔整の治療とは違う技術でアプローチするので、新鮮で面白く感じました。肩に痛みがあるときに局所から離れた腕のツボに施術をすることや、内臓疾患に伴う症状を鍼灸で治療するなど、最初は「嘘だろう」と思うこともありましたが、実習で鍼灸施術すると、症状が改善されたという実際の声を聞くことができ、効果を実感することが出来ました。

卒業後は、学生時代から働いていた整骨院で技術を磨き、そのまま事業を継承。保険診療業務はもちろん、クチコミのおかげで鍼灸治療の患者さんも今では全体の半数以上になりました。特に腰痛・膝痛に対する治療に大変評価していただいています。患者さんは、年齢・男女を問わずに来院されますが、ショッピングセンターの中にある治療院なので、気軽に立ち寄っていただけるよう、午前中は予約なしで受付をしています。身体の悩みだけでなく今抱えている別の悩みも一緒に改善できるようなお悩み相談所のような場所でありたいと思っています。

鍼灸の治療では、同じ症状の方でも、患者さんにより治療方法は異なり、その効果も異なります。京都仏眼で学んだ東洋医学の考えを基本としながら、経験したことと新しい技術も組み合わせ、広い視野と技術をもって患者さんと誠心誠意向き合うようにしています。また、鍼灸の仕事は、治療院での仕事はもちろんですが、プロスポーツ選手の遠征に帯同するなど、スポーツの世界でも注目され、幅広く活躍できる魅力のある仕事だと思います。

京都仏眼での学び

入学前は鍼灸治療を簡単に考えており、見よう見まねですぐに施術できるようになるだろうと思っていましたが、鍼灸の世界は奥深く自分のものにするには時間がかかることを痛感しました。京都仏眼は実技実習の授業が豊富で、たくさんの経験を積むことができたので、治療をする自信につながりました。

治療で大切にしていること

施術した後は運動やストレッチなど家庭でできることをアドバイスしています。また鍼灸治療では、患者さん自身の自然治癒力で改善していけるように努めており、施術の間隔も徐々にあけていけるように計画しています。辛い顔をして来院された患者さんが、施術後晴れやかな雰囲気で帰られるときはとても嬉しく、この仕事にやりがいを感じます。

今後の夢や目標

私が目指すのは地域に根差したアットホームな治療院です。身体の悩みだけでなく今抱えている別の悩みも一緒に改善できるようなお悩み相談所のような場所でありたいと思っています。今後も患者さんに寄り添った施術を目標に日々精進していきたいと思っています。

学生へのメッセージ

鍼灸の世界は奥深く、勉強しても、し足りない魅力ある場所だと思っています。なかなか症状が改善せず治療法に悩むこともたくさんありますが、それも含めて日々勉強です。卒業すると実践の毎日がやってきますので、学校にいる間にわからないことや疑問点は先生にたくさん質問をして聞いておくことをおすすめします。京都仏眼では、生涯付き合えるような意識の高い仲間とも出会えたので、本当に京都仏眼を選んでよかったと思っています。