京都仏眼鍼灸理療専門学校には「あん摩マッサージ指圧師」「はり師」「きゅう師」の国家資格取得を目指せる4つの学科があります。

女性による女性のための 鍼灸指圧院を開業。

福田真奈美

  • 2016年本科卒業

女性臨床鍼灸 ならまち月燈 オーナー

  • 奈良(ならまち)
  • 本科
  • 鍼灸指圧院
  • 開業

治療院という枠組みではなく、
女性の養生の場をつくりたい!

私は、40代前半で京都仏眼へ入学し、卒業後2018年に、鍼灸指圧院「ならまち月燈」を開業しました。
この仕事と出会うまで、私は長く心身不調に悩んでいました。約20年間、京都の料理旅館で若女将をしていましたが、仕事と子育ての両立に悩み、激務から高熱や痛みを発症して、関節リウマチと診断されるなど心身の不調が続いていました。
西洋医学では同じような検査を何度重ねても、結局は痛みをとめる対処療法しかなく、効果があったのは漢方薬だけでした。
それが症状ではなく人間全体を見る東洋医学への興味のきっかけです。

東洋医学やマッサージ系のスクールなどを調べていくうちに、マッサージにも国家資格があることを知り、東洋医学を体系的に学べる京都仏眼を見つけました。
入学前に京都仏眼の卒業生が開業しておられる鍼灸院に行ってみたのですが、そこで働いておられる先生をみて、女性の働き方の理想がこれだと思いました。その先生をリアルなモデルとして、自分が通いたいと思うような鍼灸指圧院を開業する、ということが目標になりました。

今は、私にとって理想的な働き方で、女性による女性のための鍼灸指圧院を営んでいます。想いを共有できる先生数名と曜日を分担して運営をしていますが、フルタイムで毎日働けない女性でも曜日を限定することでポテンシャル高く施術に挑めますし、いろんな先生がいることで患者さんの安心感にもつながります。それぞれの得意分野を活かしながら一緒に運営していくスタイルは、メリットしかないと思っています。
私の強みは、人生において挫折や失敗を数多く経験してきたことで、患者さんのお身体の辛さの奥にある、心の悩みや、魂の震えに共感して寄り添えることだと思います。

患者さんは治ることがゴールだと考えがちですが、治る治らないに関わらず「自分の体と向き合う時間を過ごしてもらうこと」それが一番私のやりたかったことです。体と心の相互関係を大切に、治療院という枠組みではなく、女性の養生の場として、患者さんの悩みに寄り添っていきたいと思っています。

京都仏眼を選んだ理由

東洋医療を体系的に学べる場だと感じて選びました。独学では絶対に学べないことばかりで、不調を抱えていた自分自身の身体と照らし合わせながら学ぶことができました。
また、クラスメイトは、高卒で入学された方や、定年退職後学びに来られた方など、幅広い年齢層の方がいらっしゃるので、年齢に関係なく学びやすい環境だと思います。

開業までの流れ

卒業後すぐは、東洋医学センターで約1年半鍼灸マッサージの経験を積み、同時に開業の準備を進めていました。その時期に、ならまちに良い物件を見つけ、京都仏眼の第2鍼灸科卒の同級生と一緒に開業しました。その後、後輩も加わり、今は4名で運営しています。自分たちなりの働きやすい環境を整えています。

学生時代の過ごし方

卒業してしまうとなかなか新しいことを始める時間がなくなってしまうので、開業希望の方は、学生のうちからいろいろな鍼灸院の見学をおすすめします。
また、勉強会や学会なども積極的に参加してみてください。思いがけない出会いや発見があると思います。

鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師について思うこと

人生100年時代、いつまで現役で働けるかというのは、これからの職業選択の大きなポイントとなります。私は、はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師は一生、生きがいを持って現役で働き続けることができる類まれな仕事だと思っています。はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師の仕事の根源は人との氣の交流であり交換であると思います。自分が歩んできた人生と患者さんの歩んできた人生とが交わるそのクロスポイントに治癒力が働くと考えます。この世の中には、もっとそういう場が必要だと思っています。